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メンタルヘルス対策に関する書籍

コンプライアンス部門のスタッフとして知っておくべきメンタルヘルス対策の知識を扱う書籍のなかから優良図書をご紹介します。

メンタルヘルスの基本

メンタルヘルス対策を基礎から理解するために好適な書籍をご紹介します。

ケースでわかる 実践型 職場のメンタルヘルス対応マニュアル
(森本英樹、向井 蘭 著 中央経済社刊)

メンタルヘルス問題は本来なら人事部門の管轄ではありますが、それが違法な労務管理やハラスメント行為に起因する場合にはコンプライアンス部門にとっても重大問題です。そのため、メンタルヘルスケアや発生時対応の基礎知識を持つことはコンプライアンス部門スタッフにとっても有意義です。とはいえ、人事部門と同等の知識を身につけるのは容易ではありません。そこで具体例の紹介とともに基礎知識を学べる本はありがたいものです。
本書は「マニュアル」というタイトル通り、「こんなとき、どうするか?」という疑問に答えつつ、基本を学べる内容となっています。医師と弁護士の共著ですので、まさにコンプライアンス部門にとって、うってつけの一冊と言えるでしょう。
(発売日 2020.06.23)

メンタルケアの知識

メンタルケアの考え方を理解するために好適な書籍をご紹介します。

セルフケアの道具箱
(伊藤絵美 著 晶文社刊)

コンプライアンス部門がメンタルヘルス教育を担当することは少ないかもしれませんが、ハラスメント防止教育の一環としてメンタルヘルスに触れた方が良いこともあるでしょう。そのような場面では、「過大なダメージを受けないために、自分でできるこんな工夫もありますよ」といった簡単な助言ができるとありがたいでしょう。
本書ではそんなとき役立つセルフケアのアイデアが数多く紹介されています。
(発売日 2020.07.03)

精神医学の基礎知識

メンタルヘルス問題を理解するのに役立つ精神医学の基礎知識を解説してくれる書籍をご紹介します。

働く人のための精神医学
(岡田尊司 著 PHP新書)

生兵法は大怪我の基という諺がありますが、それはメンタルヘルス問題への対処においてもいえます。医師でもない者が他人の健康状況をみて病名をつけるなどもってのほかです。名誉棄損や侮辱罪になりかねません。とはいえ、精神医学のアウトラインを知っておくことは、問題の理解に大いに役立ちます。
本書は「働く人のために」と銘打っているように、企業人として知っておくことが望ましい精神医学の基礎知識を解説しています。うつ病や適応障害などだけでなく、発達障害やパーソナリティ障害のようなハラスメント問題の背後に存在することが多い疾患についてもわかりやすく紹介してくれています。一通り目を通すことで、現代精神医学のアウトラインが理解できると思います。
(発売日 2013.04.17)

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