危機管理とＢＣＰに関する書籍

リスクマネジメントとは異なり危機管理を体系的に解説するには難しいものです。それはリスクマネジメントが問題発生を避けるために予めじっくり考えて備えるためのスキル領域であるのに対して、危機管理は想定外の出来事が生じた際に求められる緊急対応のスキルであるからでしょう。ましてや危機などというものはめったに発生するものではなく、その専門人材も得難いという問題もあります。
そんな中、本書は危機管理のアウトラインを理解するための必要な知識を網羅しています。危機管理の前提となるリスクマネジメントから説き起こし、危機管理体制の要件、危機広報のコツまで、一通りの知識が身に付くようになっています。最後に自然災害対応などＢＣＰにも通じる知識にも触れられています。
コンプライアンス部門のスタッフとして、いざというときに備える意味で、一読の価値がある本です。
(発売日　2016.07.01)

危機管理にも国際規格が存在する。すぐに読まなければならない本ではありませんが、このような規格の存在を知っておくことには意味があるでしょう。
(発売日　2014.05.01)

さすがに多くの企業のコンプライアンス部門では、ＢＣＰまでは守備範囲に含まない思います。しかし、コンプライアンス問題の発生は事業継続を脅かしかねないことを考えると、知識としてＢＣＰを知っておくことには意味があるでしょう。
本書はＢＣＰに取り組もうとする人が手に取る機会が大きい一冊である。入門書にふさわしく、広く浅くＢＣＰの知識を解説しています。ＢＣＰを整備する意義の解説から始まって、検討の準備、体制構築、及び運用に至るまで、一通りの知識が得られる洋の構成されています。
(発売日　2012.08.09)

ＢＣＰにも国際規格が存在する。すぐに読まなければならない本ではありませんが、このような規格の存在を知っておくことには意味があるでしょう。
(発売日　2021.03.17)