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CSRと企業倫理に関する書籍

コンプライアンス部門のスタッフとして知っておくべき企業倫理とCSRに関わる知識を扱う書籍のなかから優良図書をご紹介します。

企業倫理とインテグリティ

我が国のコンプライアンス経営では、海外では企業倫理やCSRとして分けて論じられる要素が含まれます。そこでコンプライアンス部門のスタッフとして呼んでおきたい書籍をご紹介します。

インテグリティ:コンプライアンスを超える組織論
(中山 達樹著 中央経済社刊)

コンプライアンス経営の観点からインテグリティについて解説する本です。
インテグリティという用語は誠実さ、真摯さ、高潔さ、あるいは一体性などの意味を持つとされ、企業倫理を語る際にこの概念は欠かせない要素となります。
本書ではインテグリティの意味するところやコンプライアンス経営との関係性、そして組織内にインテグリティを根付かせるために必要な取り組みについて解説しています。著者は弁護士ですが、法令遵守のように「あれをやれ」「あれをやるな」というアプローチではなく、法令遵守が自然に機能する組織を構築することの重要性について述べています。
実務で正面から企業倫理を語ることは多くないとは思いますが、コンプライアンススタッフの素養として知っておいて損のない概念だと思います。
(発売日 2021.12.24)

CSRの概念

コンプライアンススタッフとして知っておきたいCSRの解説書をご紹介します。

CSR入門: 「企業の社会的責任」とは何か
(岡本 享ニ著 日経文庫)

2000年代初頭のCSRブームが一段落し、またSDGsの話題も落ち着きを見せており、最近ではCSRについての初歩的な文献が少なくなっています。
そこで少々古い本とはなりますが、多くの方がCSRを学ぶ際に手に取るであろうこの一冊をご紹介します。
本書は企業の社会的責任やCSRが求められる時代背景など、初歩的な事項から説き起こしています。ただし、事例等は古いものとなりますので、ネットやCSR企業白書2023年版などで新しい情報を収集されることをお勧めします。
(2004.12.01)

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