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パワハラ問題に関する書籍

現代のコンプライアンス経営において最重要課題の一つであるパワハラ関連の書籍のなかから優良図書をご紹介します。

パワハラの理解

あらめてパワハラとは何かを再確認するために好適な書籍をご紹介します。

裁判例・指針から読み解く ハラスメント該当性の判断
(山浦 美紀、大浦 綾子、小西 華子、里内友貴子 著 新日本法規刊)

「法に照らしてパワハラに該当するか」という判断と、「わが社としてこれをパワハラと認定するか」という判断は別物と考えるべきです。当然後者の方が幅広い概念になりますが、要は「法律上はパワハラではないかもしれないが、わが社ではこのような部下指導は許容しません」という判断基準は別途持つべきだということです。裁判で損害賠償請求が認められないくても、職場環境を悪化させる行為は多々あるからです。
しかし一方で、リーガルリスク対策の観点から、会社としては「裁判で勝てるかどうか」の判断基準はしっかり理解しておくべきです。本書はそのために役立つ情報が満載されています。
タイトルからもわかるように、パワハラだけでなく、セクハラを含む各種のハラスメント事案に対する判断基準を示してくれています。
(発売日 2021.12.20)

パワハラ相談への対応

パワハラ問題が生じた際の対応を誤らないために必要な知識を紹介する書籍をご紹介します。

実務家・企業担当者が陥りやすい ハラスメント対応の落とし穴
(山浦美紀、 大浦 綾子 著 新日本法規刊)

裁判例・指針から読み解く ハラスメント該当性の判断の著者による相談対応の留意事項を解説した本です。
ハラスメント相談は他のコンプライアンス事案と異なり、個人が犠牲になるタイプの問題です。そのため、相談者は被害者意識から過剰な主張を繰り返すことも稀ではなく、会社としては頭の痛いところです。かといって放置すればとんでもない事態を招きかねません。
本書では対応に苦慮する場面を取り上げ、「こんなとき、どのように考えるべきか」という疑問に答えてくれます。前著と同じく、パワハラだけでなく、セクハラを含む各種のハラスメント事案についても扱っています。
(発売日 2023.12.22)

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